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「かめれおん日記/中島敦」
¥1,870
読んだ後に誰かに伝えたくなるような随筆、何度も読み返したくなるような美しい文章、そのような作品を一人一人に手渡すように届けたい。そんな気持ちで刊行された〝灯光舎 本のともしび〟シリーズ。撰者は京都で古書店を営む山本善行さん。このシリーズ、装丁が美しいのも魅力。 第三弾は、中国の古典世界を材にした『山月記」や『李陵』などを描いた作家・中島敦の作品3篇。パラオ滞在中の経験を元に描いた「マリヤン」「幸福」の二篇と、教師時代の経験を元にした「かめれおん日記」。南島の自然や人々への愛情あるまなざしと鋭い観察力、時にシニカルさも漂わせる作品たち。中島敦の妹・折原澄子によるエッセイ「兄と私」も収録されていて、中島敦の人柄がより伝わってくる。 B6変型上製/112ページ/三方染付(初版限定)/タイトル箔押し
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「石ころ路/田畑修一郎」
¥1,870
読んだ後に誰かに伝えたくなるような随筆、何度も読み返したくなるような美しい文章、そのような作品を一人一人に手渡すように届けたい。そんな気持ちで刊行された〝灯光舎 本のともしび〟シリーズ。撰者は京都で古書店を営む山本善行さん。このシリーズ、装丁が美しいのも魅力。 第二弾は、昭和初期に活躍した早世の作家・田畑修一郎。日常生活と自己を静かに見つめて描かれる私小説的作品を創作した作家である。その作品を収録した書物は多くはないので古本で探すのも難しい。この本が、多くの人にとって田畑文学との出会いの一冊になるといいなと思います。 B6変型上製/120ページ/タイトル箔押し
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「どんぐり/寺田寅彦・中谷宇吉郎」
¥1,650
読んだ後に誰かに伝えたくなるような随筆、何度も読み返したくなるような美しい文章、そのような作品を一人一人に手渡すように届けたい。そんな気持ちで刊行された〝灯光舎 本のともしび〟シリーズ。撰者は京都で古書店を営む山本善行さん。このシリーズ、装丁が美しいのも魅力。 第一弾は、ともに物理学者でありながら優れた随筆を数多く残す寺田寅彦と中谷宇吉郎。寅彦の「どんぐり」は名作だが、この本に宇吉郎の「〝団栗〟のことなど」が一緒に収録されているのがとてもいいと思う。 B6変型上製/80ページ/三方染付(初版限定)/タイトル箔押し